| Q:
CB250について |
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2006-07-20
質問者:CB250さん
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はじめまして。普段セルを使わない事と、多少の軽量化を願ってCB250をバッテリーレスにしてみたいのですが、キットみたいな物はないのでしょうか?その前にまずバッテリーレスにできるのでしょうか? |
| A:お答えします |
こんにちは。
一般的には「バッテリー点火の車両はバッテリーレスにできない」と言うのが定説です。
ポイント仕様でもCDI仕様でもフラマグ点火の車両であれば簡単にバッテリーレスに変更できます。
キャパシター(コンデンサー)をバッテリーの変わりに取り付けてやれば、それが電気を蓄えるからです。
フラマグ(フライホイールマグネトー)の場合は点火用と充電用のコイルが分かれて存在します。
ですからテールやウインカー等の電装系を点灯させても、直接点火系に影響を与えない為です。
一方バッテリー点火の場合はポイントでもフルトラでも一つのコイルからすべての電力を供給しています。
容量の大きいバッテリーに充分蓄えておかないと夜間などは、まかない切れません。
キャパシターの場合一時的に電気を蓄えるだけでバッテリーほどの容量はもちろん持っていません。
電力消費が大きくなるとすぐに電力不足をおこし、点火しなくなってしまうのが最大の問題です。
フラマグ車のようにウインカーをつけるとライトが暗くなる位でしたらまったく影響はないんですが.....
しかし以前、バッテリー点火の200ccトライアンフをバッテリーレス化した事はあります。
ライトやブレーキランプなどすべての電装をOFFにしないとエンジンは始動しません。
始動後はライトを点灯できますが、アイドリングを高く保たないとエンジンストップしてしまいます。
交差点でブレーキ踏んでウインカー点けている時なんか大変です。常に空ぶかししてないと止まります。
もちろん発電容量に大きく左右されます。バッチリ強力な発電機であれば対応可能と言えるでしょう。
またキャパシターの容量も関係します。以前使用したのは4500μFのルーカス製を使用しました。
今はキャパシターもずいぶん安価になり、ヤフオクなどを見ると10000μFで2000円ほどで売っています。
取りつけは簡単です。バッテリーの変わりにこれを装着するだけですから。+と?の接続のみです。
試しにやってみるのも面白いかもしれませんよ。英国車は競技用に改造する時にこれを使うんです。
トライアルやモトクロスの競技車両ですと、ウインカーやライトは必要ないですからね。
これを読んだXSやGXのオーナーから、俺の車両もバッテリーレスにできるか?って質問来そうですね。
残念ながらやめたといたほうが賢明です。CB250の発電機は永久磁石式ですがXSは電磁式です。
電磁式の発電機はバッテリーから供給される電力により磁力を発生しそれによって発電が始まります。
ですから初期段階では発電されないんです。また電圧の変化が大きいと電磁コイルに悪影響を与えます。
結論としてはフラマグ車はすべてOK、永久磁石式のバッテリー点火車は条件次第でOKな場合もあり。
電磁コイル式のバッテリー点火車はやめておいたほうが無難ということになります。
アールプロ門倉 |
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