| Q:
ボイヤー製フルトラキット |
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2006-07-19
質問者:JHさん
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タイミングの悪い事に、ここで語られている前日に他所で購入してしまいました・・・・しかも赤い!
やっぱり何も知らずに買い物するのは良くないですね。で、この買ってしまった赤箱、まだ取り付けてませんが、開封しているので既に返品はできないでしょうから使うしかありません。しかし非常に壊れやすいようで・・・・使用するにあたって御社から何か後付けの改良パーツのようなものは出ていませんか?耐久性を上げるような。
あああ憂鬱です。冒険せずに御社のガバナセットを購入しておけばよかった・・・・ |
| A:お答えします |
こんにちは。
別にボイヤーの赤箱がすぐに壊れるわけではありませんからご安心下さい。
何年も変わらずに使用されている方も大勢います。要するに使い方と車両との相性ですね。
注意点は2点です。ひとつは付属のIGコイルがすごく熱を持ちやすいと言う点です。
いかにも後から対策で追加しましたと言う感じのヒートシンク(放熱板)が付属していると思います。
このヒートシンクは必ず取り付けて下さい。付けないと一発で(ちょっと大袈裟)パンクします。
できれば薄手のアルミ板を追加したり、穴あけ加工をしたりすればリスクは多少減ると思います。
取りつけはキッチリボルト止めで!IGコイルは取りつけボルトからの放熱が重要です。
ボルトが緩いとそれだけで熱伝導率が低下しますのでご注意下さい。
ハーネスを整理してできるだけクールエアーを通して冷却する事も重要です。
あと熱を持つと当然抵抗値が増えますので、火花が弱くなるとお考え下さい。
夏場のオーバーヒートは特に注意が必要です。多少のヒートでも火花が弱くなりエンストにつながります。
北海道より北に位置する英国で開発された商品ですから日本の夏は想定外なのでしょう。
それなら弱点のIGコイルを青箱用のパワーコイルに変えれば良いとお考えの方もいるでしょう。
それができないんです!抵抗値の設定が異なる為、互換性はありません。それぞれ専用設計のコイルです。
注意2点目は定電圧の維持です。これは赤箱に限ったことではありませんが赤箱は特に注意です。
レギュレターの設定不良で電圧が上がり過ぎるとすぐにトランジスターがパンクします。
逆に充電不良で約11Vを切るとすぐに失火が始まりエンストします。
要するに常に定電圧を維持できるように普段のメンテナンスが重要となります。
以上の点にご注意頂ければ充分に機能を発揮できます。
アールプロ門倉
PS:ここ何年も赤箱は取り扱っておりませんので既に何らかの対策が施されている可能性もあります。
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