Q: xs650sp 3g5 キャブレターについて  その2
2006-09-16  質問者:吉さん
早速のアドバイス有難うございます。早速油面の状態を再度調べてみます。(幸いオイルは増えていませんでした)

エアージェットについてまたお尋ねします。
エアージェットの番数を上げるということはスローのガスが薄くなるという解釈でよろしいでしょうか?
このとき同時にスロージェットも番数を上げるべきですか?
また吸入抵抗の少ないエアクリーナーを付けた場合スロー等の吸い上げが弱くなると聞いたことがあります。実際どうなんでしょうか?
オーバーフローがおさまったらこの辺りも調整してみようかと思っております。
それではまたアドバイス宜しくお願いいたします。
A:お答えします
こんにちは。
そうですね。スローのガスが薄くなります。


僕の場合はキャブセッテイングで両方同時にさわらないようにしています。
例えば、良くなった場合も悪くなった場合もどちらが原因か判断ができません。


必ず一つずつやってみてデータを取ります。
メインジェットを決めて、パイロット系、そのつながり具合という順番です。


吸入抵抗の減少でガス吸い上げが弱くなると言うのは表現のしかたが違うかな?
正解でも有り、不正解ともいえます。吸い上げの力はキャブのベンチュリー径で決定されます。


径の細い方が空気の流速が速く、大きな負圧が発生し、吸い上げの力が大きくなります。
ビックキャブを付けると下が安定しなくなるのはこの為です。小さいキャブの方が安定します。


強制開閉式のキャブと負圧式のキャブで条件は異なりますよね。
自分でベンチュリー径を決定できる強制開閉式の場合は不正解ではないでしょうか?


例えば同一のベンチュリー径で吸入抵抗の異なるクリーナーを取りつけた場合、
むしろ吸入抵抗の少ないクリーナーの方が流速が速く吸い上げが強いといえるでしょう。


ただし実走行の加速時において、吸入抵抗が少ないと一気に大量の空気が入りこみ、
ガスの吸い上げが間に合わない(タイムラグが生じる)と言う状況が発生します。


これを補正すると言う行為がキャブセッテイングとなります。
負圧式のキャブは可変ベンチュリーの動き方が異なりますので一概には言えませんが....


アールプロ門倉

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