| Q:
xs650spイグニッションコイルについて |
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2007-02-16
質問者:しょーごさん
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毎回このページをみて整備の参考にしています。
早速ですがエンジンをかけて乗っていると、左のマフラーから白煙を吐くのとタペットオンがひどくなり、腰上オーバーホールだなぁと考えていたのですが、最近すごく変なことに気がづきました。
車体についているイグニッションコイルが一個で、そこからコードが二本出ているタイプがついているのです。しかしエンジンはポイント点火なのです。
。ポイント車はコイル2個でそれぞれコード別がふつうですか?それともポイント車でもコイル1個から2本コードが出ているのがあるのですか?
もしフルトラ車のコイルがついてたら大変なことですよね?いままでふつうにのってたのですが・・・。
初歩的な質問ですが、イグニッションコイルに相互性ないですよね?ポイント用とフルトラ用の中身は全然違いますよね?教えてください。 |
| A:お答えします |
こんにちは。
もしその車両のポイントが1個なら、改造した人はツワモノです。
ポイントが2個ついていたら、ちょっと遊んでみたのかな?と言う程度の改造ですね。
実は360度クランクの2気筒ですとポイント1個、2リードIGコイル1個と言う組合せが多いんです。
CB72type2、CB250国内型、Z400RS、Z750B-Twin 等々みんなこの組合せです。
この組合せのメリットは点火時期調整の容易さ、整備性の良さ、故障診断の容易さ等です。
逆にデメリットはポイントやコンデンサーなどの消耗が早い事が上げられます。
カムシャフト1回転でクランクは4行程します。左と右の点火を1回づつおこなう事になります。
カムシャフトと同軸のポイントカムは2ポイントでカム山1個、1ポイントだとカム山2個が必要です。
1ポイントカム山2個の場合は2行程で必ず1回点火しますので、排気上死点でもカラ点火します。
要するに4行程において、2ポイントは1回、1ポイントは2回点火していることになります。
一説によると排気行程におけるカラ点火が排ガスの浄化に役立つとありますが微細な事でしょう。
それよりもXS650の複雑な点火時期調整から開放されるメリットは大きいと思います。
実はこの企画は現在進行中なんです。2リードIGコイルと1ポイント用ポイントカムの販売です。
3月か4月には販売を開始する予定でいます。
IGコイルはもちろんポイント用でフルトラ用は使えません。この場合ももポイント用でしょう。
たぶん2ポイントのままで、IGコイルのみ1個に改造したのではないでしょうか?
その場合のメリットはあまり感じられませんが、べつに改悪ではないと思います。
ちなみに並列4気筒のポイント車は2ポイントで2リードのIGコイル2個使用です。
1-4、2-3の同爆ですので条件的にはまるで同じなんです。もし1ポイントでしたら教えてください。
アールプロ門倉 |
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