Q: XS650SPのギア抜けについて
2007-03-27  質問者:大泉ヒロシさん
はじめまして。
大泉ヒロシと申します。

現在、XS650SPを乗っていますが「ギア抜け」やギアが入りにくかったりします。
これらの推測原因と対処方法を教えて下さい。
また、クラッチも滑っているのですが、上の現象と関係はありますか?

宜しくご返答お願いします。
A:お答えします
こんにちは。


二輪車のミッションはドグミッションと呼ばれる常時噛合式のトランスミッションが使われています。
ドグとは犬の歯の事で、ギヤの横に犬の奥歯のような出っ張りが数個並んで付いています。


このギヤはエンジンの回転が伝わって回転していますが、空回り状態となっています。
これが横方向にスライドし、逆に凹みのあるギヤ(画像)にハマッタ時、駆動力が伝わります。



「ギヤ抜け」はこの凹みに一度は入るが、すぐに抜けてしまう現象です。
ハマリが浅かったり、ドグが減って丸くなっていたり、割れていたりする事が原因です。


ハマリが浅いと言う事はギヤ自体の問題ではなく、それ以前のスライドさせるまでの障害です。
チェンジペダルの作動からアーム→ドラムの回転→シフトフォークの作動→ギヤのスライドです。


最初の原因はこのあたりから始まりますが、結果としてドグが損傷してしまう事が多々あります。
とりあえず、クラッチ、シフトアーム、チェーン調整と外からできることを確実に調整します。


この辺がギヤの入りやギヤ抜けにかなり影響しますのでキッチリ調整して下さい。
その後も症状が出る場合はミッションのOHしか方法はありません。


アールプロ門倉

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