| Q:
お電話での問い合わせ |
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2007-04-06
質問者:TELさん
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先日お電話でMAC-フルエキに関して、お問い合わせを頂きました。
皆さんにもお知らせして、パーツ装着時の参考にして頂ければと思い、書きこみします。
Q:約1年前にMACのフルエキ(2-2)を装着したが、エキパイにクラックが入ってしまった。
製品不良ではないか? |
| A:お答えします |
Q:約1年前にMACのフルエキ(2-2)を装着したが、エキパイにクラックが入ってしまった。
製品不良ではないか?
A:お電話で装着時からの使用状況を細かくお聞きしました。
それによると、付属のステーが弱そうなので、ガッチリしたステーを製作したとの事です。
もうおわかりと思います。マフラー部を固定しすぎた為、振動を逃がせなくなったんです。
四輪車のマフラーをご覧下さい。すべてラバーマウントで吊り下げられています。
W1やNortonもラバーマウントです。Triumphはきゃしゃなステー1本で振動を逃がしています。
それではXS650SPの純正はどうか?振動に絶えるようにすごくガッチリと造られています。
その為に重量はMACの3倍、いや5倍位あるのではないでしょうか?
要するにフルエキは振動に耐える構造にするか、うまく逃がす構造にするかのどちらかです。
マフラーを変える理由として、軽量化も大きな要素の一つだと思います。
その為には振動をうまく逃がしてあげることが非常に重要だと言えます。
多くのMACを販売していますが、エキパイのクラックやステーの折れは過去にありません。
1箇所、強度を増すとその他の部分に多大な影響が及ぶとお考え下さい。バランスが重要です。
また別件ですが、装着時にフレームやサイドスタンドに干渉し取付できないとの苦情もあります。
この製品のみ溶接が失敗しているのではないか?というクレームです。
よくよくお話を聞くと、エキパイ部からガッチリ固定しその状態で後ろを取付けようとしています。
社外のマフラーはほとんど同様だと思いますが、まず緩々に仮止めし、全体を組立ます。
その後、干渉しそうな部分は逆方向から力を加え、全体を確認しながら少しずつ締め込みます。
そうです、シリンダーヘッドの締込のように全体を均等に、中央から外に向かって締込ます。
MAC製品が非常に精度が高く、良い材質で、優れた工業製品だとは、私自身思っていません。
ただ70年代、80年代の希少車のマフラーを造り続けてくれる、ありがたい会社だとは感じています。
今まで本当に装着できなかったと言う例は皆無です。また喜んでいただけるお客様も
多数いらっしゃいますので、今後も販売を続けていこうと考えています。
アールプロ門倉 |
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