| Q:
HS-1の事で質問です。 |
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2007-05-15
質問者:yosiさん
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こんにちは。毎回このコーナーで勉強させて頂いております。
今回はHSの事で質問です。5速で加速してくれないのです。
4速まで引っ張って5速にシフトアップすると4速で出ていた
速度よりも徐々に下がってしまいます。
全体的にはかぶっているとか吹け上がりが悪いという事も特に無くプラグの焼けもいい感じです。
ポイントギャップ調整やタイミングライトで点火時期も前後にふってみたりしましたが5速は相変わらずで・・・。
キャブの清掃も致しました。
もしかして減速比も関係ありますか?
リアのスプロケットが純正では40丁らしいのですが私の車両には37丁がついています。フロントはまだ調べていません。
現在バッテリー、エアクリナー、プラグは新品です。またオイルポンプが正常に機能しているか不安なのでガソリンに少量のオイルを混合しています。
後もう1つお尋ねします。2サイクル車のエアスクリュー調節は4サイクル車と同様に回転数が上がるところであわせる方法でよろしいですか?
私の知識では次に何を確認すべきかお手上げです・・・。
アドバイスよろしくお願い致します。 |
| A:お答えします |
こんにちは。
原因の大半はハイギヤード化した減速比にあると思います。
40Tに戻せば普通に走るようになると思いますよ。
HS-1の細かいデータが無いので、ある程度推測でお話します。
当時の90ccクラスはフロント15Tのスプロケが多かったと思います。
15T:40Tですと,減速比2.66、15T:37Tですと、減速比2.46で約8%ハイギヤードとなります。
ですからその分だけ同じ速度でもエンジン回転数は低くなっているんです。
HS-1は当時の90ccクラス最速2気筒モデルで10.5ps/8,000rpm、0.96kgm/7,500rpm、
最高速度は110km/hに達します。
このエンジンはすごくピーキーな高回転型エンジンで低速トルクはまるで無いと思って下さい。
要するに回さないと走らないエンジンなんです。5,000rpm以上回してないとトルクが出ません。
さて、4速から5速にギヤチェンジする時、何rpm回っているでしょうか?
4速で8,000rpmくらい回してあげれば、5速にチェンジしても5,000rpm以上は維持できるでしょう。
そんな走り方が要求される訳です。まあ昔の小排気量スポーツは皆同様でしたけどね。
あとはハンクラで回転を上げてやるのも一つの方法ですが、クラッチが滑りやすくなりますね。
そんな事を考えながら乗ってあげて下さい。
アールプロ門倉 |
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