| Q:
高速回転不調 |
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2007-05-15
質問者:厚木の山口さん
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厚木の山口です。連休に購入したTXのリヤサスは具合が良いです。
TX650(1978年製 車体番号447?72……)を1月からレストアしており、腰上のオーバーホールからスタート、クラッチ交換(調整方法をQ&Aで教えて頂いたが、停車中のニュートラルがまだ入りにくいです)、キャブのインマニ交換とキャブクリーナーでの清掃・油面の確認、タペットの調整、ポイントの清掃とタイミングライトにより調整、進角も出来ています。プラグはイリジューム(焼け具合は良いです)、オイルは15W?50を使用しています。(1,000Km走行で3回オイル交換したが3回目でも鉄粉が浮いてキラキラしていた)またエアクリーナも新品に交換しました。貴店でこれら交換部品が入手できるので助かっています。
一通り終わったのですが、エンジンをかけて2?3分間はヘッド回り(ポイント近辺)からカチャカチャと音が出てその後小さくなります。同時に左シリンダがミスファイヤしますがこれも収まります。走りはじめて5?6Km・10分間程は7,000回転以上廻るのですが以降、乗り続けると4,500回転でボォッブッボォッ………となりそれ以上回転が上がりません。どのギヤでも同じです。
セルは一発でかかるのでバッテリー(充電もした)は大丈夫と思います。AJSタイプのアルミタンクに変え、貴店の燃料コック(負圧では無いタイプ)を1個付け二股にしてキャブに繋いでいます、燃料が少ないのかなと思い、ホースを0.5mm太い物に変えましたが変わりませんでした。
一般道や高速道路を法定速度で走るには問題ないのですが、追い越し車線でボォッブッボォッは怖いです。
対処方法を教えて下さい。 |
| A:お答えします |
こんにちは。
もう一息で頂上と言うところですね。頂上まで行ってしまうと面白く無くなるので
この辺で行ったり来たりが一番楽しいかもしれませんよ!
さて、問題は2点です。この2点は関連が無く、別の問題だと思いますよ。
一つはカチャカチャ音、もう一つは温まると上が回らないという症状ですね。
今まで経験した2-3分で消えるカチャカチャ音はオイル量でした。
オイルがロアレベル近いとこの症状が出ます。アッパーまで入れると出なくなります。
これは油面の高さの問題でヘッドにオイルが回る時間が異なるせいだと思います。
ある程度油面が高いと、すぐにオイルが回るようになるのではないでしょうか。
あと考えられるのはガバナーウエイトとガバナーセンターのガタです。
ここも新品はほとんど無いんですが、古くなるとかなりガタが出ている物を見かけます。
ただし、ガバナー不良の場合はアイドリングで点火時期が落ちつかず、
タイミングライトを当てると一目瞭然でわかりますので、発見は早いと思います。
当然カムチェーンの張りは張ったり緩めたりしてみましたよね。ガイドも問題無いですよね。
タペットアジャストスクリューは虫食ってませんでした?バルブのアタマも?
こんな所を再調査してみて下さい。なにか見つかるかも知れませんね!
次に温まると上が回らなくなる件ですね。一番先に考えるのはガスの濃すぎです。
チョークは戻っているでしょうか?レバーが戻っていても内部が開いていたらいけません。
キャブをもう一度再点検してみる必要がありそうですね。
始動直後のミスファイヤーもこのへんが影響しているかもしれません。
暖気後、走行中にガスコックをOFFにしてみてください。その後ガス欠で止まりますが、
止まる直前の調子を見ます。5000rpm以上回るようでしたらキャブが原因と考えて良いでしょう。
もちろん電気系や、バルブクリアランスなどの疑いもありえますが、
とりあえず消去法で行くなら、キャブから考えるのが妥当ではないでしょうか。
頑張って探ってみて下さい。
アールプロ門倉 |
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