| Q:
xs650spl79フルトラ |
|
2007-06-19
質問者:けんさん
|
|
こんにちは。クラッチなんですが、レバーをにぎってもサッときれません、すぐにきれる時とそうでない時があきらかに違います、どこが悪いと思われますか? |
| A:お答えします |
こんにちは。
最近クラッチの切れに関するお問い合わせが多いですね?。
ミッションの作動にも多大な影響を与えますので、ここで一度考えをまとめてみましょう。
先日「XSの弱点と言われているクラッチの件なんですが・・・」と問い合わせを頂きました。
えっ、弱点?? いつからそうなったんでしょうか? 僕は弱点とは思っていません。
ただし、XS650のクラッチは重いです!
そして、レバーに遊びをつくったら、切りきれなくなります!
結論としては握力をつけて、レバーの遊びをほとんど無くせば、問題無く使用できます。
調整の要点は、クラッチレリーズがプッシュロッドを最低5mmは押すようにする事です。
その5mmがクラッチプレッシャープレートの移動量と仮定すると、
最初の1mmはまだ繋がっています。次の約3mmが半クラ状態で、最後の1mmでやっと切れます。
ですから、レバーに遊びを作ると、最後の1mmまで到達できないんです!!
ここでもう一度言いますが「レバーの遊びをほとんど無くす」です。
プラスクリアランス > 0 > マイナスクリアランス の「0」です。
マイナスクリアランスだと滑べって、プラスクリアランスだと切りきれません。あくまでも「0」です。
このシビアな調整に挑戦して下さい。
もちろんレリーズの調整です!レバーだけではできません。
ただし、これは一般的な車両の状態の場合で、
今回のお問い合わせの車両は多少異なる問題が発生していると考えられます。
「すぐにきれる時とそうでない時があきらかに違います」と記されています。
クラッチプレッシャープレートの動きをご確認下さい。レバーを握ると毎回同じ移動幅ですか?
同じならそれ以降のクラッチ本体に、同じでなければそれ以前の
レバー、ワイヤー、レリーズに問題があると判断できます。是非ご確認下さい。
アールプロ門倉
注:以前はレバーに多少遊びを作ると説明していましたが、遊びの表現を変更しました。 |
|