Q: ハンドル カスタムについて ’80 XS650SP
2007-08-01  質問者:リョウさん
いつもお世話になっております。

調子も良くなりましたので、カスタムを楽しんでいるのですが、先日ハンドルをセパハンに交換したところ上手くキレなくなりました。

ワイヤーは現在SR用ノーマル長(850mm)を使用し、レリーズ側の調整も行いました。
現状は・・・停止状態で何とかギアは入れられるけれど、エンジン始動してギアを入れた途端エンストします。
これ以上詰めるととても握れません。今でも握力鍛えるやつ40kg位の重さです。

取り回し変更や1000mmのワイヤーでも試しましたが上手くいきません。

レリーズやプッシュロッドへの工夫が必要でしょうか?
宜しく御願いいたします
A:お答えします
こんにちは。


セパハンに替えるとクラッチ重くなりますよね。原因は調整ではなく、単純に取り回しです。
ですから短いワイヤーはすごく不利となります。


取りまわしでいちばん重要な所はステアリングヘッドの廻り込みです。
この部分のアール(半径)をいかに大きく取れるかでワイヤーの抵抗による重さが変わります。


解決方法としては以下の点を注意しながらワイヤーを取りつけ、正しく調整して下さい。
1) ワイヤーに充分給油する。
2) 長めワイヤーを使用する。
3) タンク下に収めようとせずにできるだけアールを大きく取る。
4) タイラップなどで固定する時はゆるゆるに固定し、ワイヤーの動きを妨げないようにする。


几帳面な方は、ワイヤーをフレームトップチューブにタイラップでガチガチに固定したがります。
しかしこれは大きな間違いです!ワイヤーは常に動いています。


ハンドルを切るたびに押したり、引いたり、その都度廻り込みのアールも変わっています。
この押し引きに抵抗を与えず、なおかつアールの大きさを維持するのがキーポイントです。


さあ、頑張って挑戦して下さい。
アールプロ門倉 

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