Q: XS650 クラッチ調整とギアの入りに付いて
2008-01-29  質問者:SSさん
こんにちは、去年末に念願かなって79年のノーマルXS650SPを手に入れました。

只今わからないなりに調整を行っているのですがクラッチとギアの調整でつまずいているため質問させていただきます。

ギアの入りが悪いので、クラッチレリーズの調整が狂っているのだと思いクラッチレリーズ部を調整しました。

クラッチの切れを良くするとギアは入りやすくなるんですがクラッチが滑ります。逆にするとクラッチは滑りませんがギアが入らない。どうバランスをとってもクラッチか、ギアの入りかどちらかが犠牲になってしまいます。

ためしにクラッチレリーズの螺子を最も緩めた状態で滑りがないか確認したところ、加速中に4速100キロあたりでクラッチが滑ってしまいました。
高速道路走行はほとんどしていないため気付かなかったのですが、以前一度だけギャップを踏んだ時にクラッチが滑った事があります。
これはもうクラッチ盤の交換が必要なのでしょうか。レリーズ、ケーブル等の部品交換などで、滑りとギアが入りにくい症状は改善されますか?
お答え頂けると幸いです。宜しくお願いします。

追伸:先日電話にてプラグの純正品番について質問させていただきましたところ、すぐにお答えを頂きとても感謝しています。純正品番に戻したところ、調子が良くなりました。ありがとうございます。
A:お答えします
こんにちは。


今回の場合は、調整に関係なくクラッチが滑ったとの点検結果が出ていますので、
クラッチ板(フリクションプレート)の交換が必要だと判断できます。


その上で、再度クラッチ調整が必要となりますが、何回も述べていますが、
XS650のクラッチ調整位置はピンスポットです。


そのピンスポットより遊びが多いとギヤが入りにくくなり、遊びが少ないと滑ります。
せっかくクラッチ板を替えても、調整不良で滑らせると、すぐに消耗してしまいます。


レバー・ワイヤー・レリーズをグリスアップして、できるだけスムーズに動くようにすることで
ピンスポットは大きくなります。逆に動きが渋いとピンスポットは小さくなります。


レリーズのアジャストスクリューで大まかな調整をして、レバーのアジャストスクリューで
こまめに調整して下さい。


極端な見方をすると、エンジンが温まる前と後ではこのピンスポットの位置が若干異なります。
走り出して暫らくすると、僕はレバー部のアジャスターで調整します。


そのくらい繊細だとお考え下さい。
アールプロ門倉

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