| Q:
XS1Bのキャブ |
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2008-03-22
質問者:nasaさん
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いつも大変参考にしています。
XS1Bのキャブレターについて質問なのですが、まず症状として片肺になったりします。そこで、エンジンの圧縮を計ると左右でばらつきはありますが11.0?12.0の間でした。電気系統は全て新品にしました。最後にキャブレターオーバーホール&調整をおこなってみたのですがスローのスクリュを締め切ってもガソリンがでています。プラグは真っ黒です。ポートの下のほうにはガソリンが溜まってる始末です。スローポートは3つあるみたいですが締め切った状態ですと全てから出ないのでしょうか?
よろしくおねがいします。 |
| A:お答えします |
こんにちは。
ミクスチャースクリューを全閉にしても、スロー系の通路はふさがれませんので
何らかの影響があれば、ガソリンは流れます。
その、何らかの影響で一番考えられるのは、油面が高すぎないか?という事です。
当然、簡易油面で合わせているでしょうが、オーバーフロー気味と言うことはないですか?
その他に考えられるとすると、経年劣化によるヒズミ、磨耗、腐食などで、
ガソリンが通常より多めに供給されてしまうケースです。
メイン系、スロー系とすべての領域で濃い場合は油面の可能性が高く、
メイン系は正常で、スロー系のみ濃すぎるような症状は後者の疑いが高いでしょう。
この場合は補正装置の変更で対処します。補正装置とは簡単に言うと、ジェット類です。
ジェット類は細かく分類された穴の大きさで、燃調を補正することができます。
当然、経年劣化のヒズミなどで、再補正が必要な状態ですから、
マニュアルやパーツリストの番号通りで、調子が出るはずがありません。
本格的なキャブセッテイングが必要になるということです。
もちろん、右と左のセッテイングは違っていて、当たり前ですよね!
ただ、整備担当者によって、左右のジェット類の番号が異なる事を極端に嫌う人もいます。
この場合は油面を変えてみるとか、片方の通路を広げて見るとか、器の細工が必要です。
いずれにしろ、油面の高さを再度見直してください。
油面はすごくシビアに燃調に影響しますよ!
アールプロ門倉 |
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