Q: エンジン不調
2008-05-26  質問者:OTKさん
はじめまして。
ずっと憧れていたXS650をついに購入した為、最近このQ&Aで勉強させて頂いております。

質問の内容ですが、アイドリング時は1000rpmあたりで安定しており空ぶかしもきれいに吹けます。
しかし、実際にギアを入れ加速すると3000rpm?4000rpmあたりで、息継ぎをしたようになり失速してしまいます。
車輌はXS650 S650-017***です。

申し訳ないのですがアドバイス頂けますでしょうか。
既出の質問内容でしたら申し訳ありません。
A:お答えします
こんにちは。


空ぶかしできれいに吹け上がるんだけど、走り出すと息つきや失速をする!
これはよく有るケースですね! ガスが薄すぎる場合がほとんどです。


アイドリングは良いようなので、パイロット系はOKです。
メインジェット(MJ)、ニードルジェット(NJ)の腐食による詰まりをチェックしてください。


まれにジェットニードル(JN)が腐食で一回り太っている場合もあります。
この場合もガスが薄くなりますのでご注意下さい。


ガソリンはフロートチャンバーに溜まり、規定の油面高に保たれます。
油面が規定値より低いとガスの供給量は少なくなりますので、規定値に合わせて下さい。


次にMJの穴を通り、NJとJNの隙間からメインボアに吸い込まれます。
要するにMJの穴の大きさとNJとJNの隙間が規定値より狭いとガスが薄くなるわけです。


ほとんどの場合、ガスの腐食によりガム状のスラッジが堆積して通路を狭めます。
これをきれいに除去して、規定値の隙間を確保しなければなりません。


実際問題、キャブクリーナーで掃除した位ではこのスラッジは取れません。
削り取るような作業が必要になります。


僕はいつも、削りすぎて隙間が大きくならないように注意して作業しています。
もし見た目がきれいな場合は、JNのクリップを1段下げてみてください。


その分隙間が増えますので、中速域が濃くなって失速しなくなると思いますよ。
アールプロ門倉

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