| Q:
過充電 |
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2008-06-09
質問者:kenさん
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CB750Fに乗ってます。3000回転くらいで電圧が15.4Vくらいまであがるようになったので、中古のレギュレートレクチファイヤを購入し交換しました。(異常かなと思う前は、いつでも15.0Vくらいでした。少し高いを思ってましたが、マニュアルで15Vを上限としていたので、そのままにしていました。)交換後アイドリング時と4000回転までは14.5V付近で電圧安定するようになったのですが、4000回転を超えたあたりから、回転をあげていくと15Vを超えるようになり、15.4Vくらいまであがります。スモールをつけると14.2Vくらいにはなります。スモール消灯時はマニュアルからすると過充電だと思いますが、レギュレートレクチファイヤが原因でしょうか?お手数ですが、アドバイスよろしくお願いいたします。 |
| A:お答えします |
こんにちは。
結論から言うと許容範囲内の数値で、機能的には正常ではないでしょうか?
理由はいくつかありますので以下に記させていただきます。
2個のレギュレターが同じ数値を示している!
テスターの誤差もありうるのではないでしょうか?
過充電の症状が表れていない!
過充電であれば、極度な電気分解が見られ、泡立ち、液減りが発生する。
過放電気味の場合、充電電圧は一時的に高電圧を許容する場合がある!
充電器で充電する場合、過放電状態だと電流は多く、満充電状態だと少なくなります。
電流計付きの充電器を使用して充電するとよくわかりますが・・・・
それと同じ事が通常充電でもおきています。
バッテリーが過放電状態だと電圧は高めのまま持続し、満充電状態だと少なくなります。
以上の理由により、このままで問題ないのではないかと判断しました。
旧車の充電システムは過充電と充電不良の繰り返しとよく言われますが、
要するにバランスが取れているかどうかで、過充電にも充電不良にもなりうると言う事です。
低回転時にはどうしても充電不良気味になりますので、その分を高回転時に、
過充電気味にすることにより取り返すという考え方で設計されています。
そのためには開放型のバッテリーが必要不可欠と言えるでしょう!
過充電時の電気分解による圧の増加を、大気中にうまく逃がす事が重要だからです。
そのために旧車にはメンテフリーバッテリーを使うな!と口を酸っぱくして言い続けています。
使用状況によっては破裂する危険性があるからなんです!
一定の電圧と一定の電流を常に供給し続けることにより、密封式が使用可能となったのです。
充電不良と過充電の繰り返しでバランスを保つようなシステムでの使用は言語道断と言えるでしょう。
たまに、メンテフリーバッテリー対応の旧車用レギュレター/レクチなるものを見かけます。
これも嘘八百!まるで詐欺です!
さき程述べたとおり、過充電気味にすることにより、バランスを取っています。
言い換えれば過充電気味にならないとバランスが取れないんです。
低回転時に充電不良気味で、高回転時に適度な充電では、全体的に充電不良気味となります。
メンテフリーを使うには、低回転時も高回転時も適度な充電でなければならない訳です。
その為には今風なアイドリング時でもキッチリ発電してくれる高性能発電機が必要なわけです。
発電機はそのままでレギュレターを替えればメンテフリーバッテリーが使えるなんて・・・
嘘八百だと言うことがおわかりになったと思います。
アールプロ門倉 |
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