Q: 80‘xs650spガソリン吹き返し エンジン不動
2008-10-24  質問者:のぐちさん
はじめまして、原因が分からないので教えてください。
エンジン不動のまま、購入しました。
まず、キャブ洗浄し、プラグは火が飛んでます。
圧縮もあります。セル(すぐ空回り)で回すと、多少爆発はしますが、キャブからガソリンが吹き返します。
オイルにガソリンが、混ざってるみたかったので、オイル交換、プラグはすぐ黒くなります。
無知な自分ですが、よろしくお願いします。
A:お答えします
こんにちは。


キーワードが二つありました!「キャブからガソリンが吹き返します」と
「オイルにガソリンが、混ざってる」の2点です! この2点を分析してみましょう。


普通キャブからエンジンにガソリン(混合気)が吸われますよね。
逆にキャブからガソリンが吹き返すとはどういう現象だと思いますか??


上死点からピストンが下がる時、インレットバルブを開けて吸気します。
この時エンジン内に負圧が生じ、キャブから混合気を吸い込むわけです。


次にピストンが下死点から上がり始めるとすべてのバルブは閉じ、圧縮行程に入ります。
ここで圧縮された混合気は上死点近くで着火され、爆発行程に移行します。


それでは問題です!圧縮行程の時にインレットバルブが完全に閉じてないと、
どのような現象が起きるでしょうか??・・・そうですね、正解は吹き返しです。


吹き返しがある場合は、まずバルブを疑います! 
クリアランス調整不良、バルブの曲がり、カーボンの噛み込み等々が考えられます。


とりあえずタペットクリアランスを多めに取って、変化を見てください。
コンプレッションもキチッと測ってみる必要がありますね。


次に「オイルにガソリンが、混ざってる」点です。
どこからガソリンが流れてくるのでしょうか?? 燃焼室しか考えられませんね。


通常は混合気を吸気しますが、キャブがオーバーフローしている場合は、
インレットポートからシリンダー、ケース内とガスが流れ込んでしまう場合があります。


以上参考にして頂ければ幸いです。
アールプロ門倉

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