Q: アイドル不良
2009-02-06  質問者:tanakaさん
いつもお世話になります。
TX650のアイドル不良で困っています。ポイント車です。

プラグはBP7ESで新品です。コンデンサー、コイル、ともに新品。
キャブはノーマルでオーバーホールキットで補修したばかりです。

エンジン始動や走行に問題はありませんが、減速した際にアイドリングが下がり止まります。
二次エアもバンドで締めこんでいるので考えにくいかと思います。(社外品でキツく締まるタイプです)

ポイントを見ていませんが、点火タイミングが悪ければ走行や始動に問題が出るはずだと思い見ていません。
アドバイスお願いいたします!

それからいくつか気になる点があったので症状と状況について追記します。
まず、コイルはそんなに熱くなっていません。次に、エンジンが温まると症状がひどくなります。

最初はアイドリングでフカしてやると安定していますが、15分くらい走ってからだとアイドリングでかなり回さないと止まってしまいます。

止まる時にはキャブからプシュッ!と大きな音がします。
また、そうしてエンストした時にキックするとキャブがマニから外れます。

今までと同じく走行中はまったく問題ありません。
特にブレーキングでの減速の際に特にエンジンが止まりやすくなります。

触れるところは全て調整・新品交換したつもりなので困っています。
アドバイスよろしくお願いいたします。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


ざっと症状をうかがった感じでは、パイロット系(スロー系)の濃すぎかな? が第一印象です。
温まると症状がひどくなるという現象が「濃すぎ」の顕著な症状です。


減速時に症状がひどくなる原因は、バタフライが閉じて吸入エアーが急に遮断される点と
フロートチャンバー内の油面変化が影響しているのではないでしょうか?


僕が整備するとしたら最初に油面を調べ、ほんの少し標準より低めに設定してみます。
それでも変化が見られない場合は、パイロットジェットをワンランク落としてみます。


ここまですればなにか変化が見られるでしょう。
経年劣化の影響でのジェット設定変更はやむおえない措置と言えるでしょう。


あとひとつ苦言ですが、バイクの故障診断は消去法が基本だと考えています。
考えられる原因を列挙し、1ヶ所づつ点検して影響しない箇所を消し込んでいく方法です。


その意味からいうと点火時期の測定は必要ではないでしょうか!
点火時期不良によって、アイドル不調は充分に起こりえます。


100%ここはOKといえる状態にしておく事が故障診断の早道だと考えます。
アールプロ門倉

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