| Q:
エンジン不調 |
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2009-02-09
質問者:やまもとさん
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何度もすみません。
やはり何度かやってみましたが、オーバーフローが濃厚です。
油面の調整は応急処置ではどのようにすれば良いのでしょうか?
宜しくお願いします |
| A:お答えします |
こんにちは。
オーバーフローの原因としては主に次の3点が考えられます。
1)油面の設定不良
2)フロートバルブの劣化
3)ゴミや異物によるフロートバルブの閉まり不良
まず1)を点検しましょう。キャブを取り外しフロートチャンバーを外します。
キャブを逆さにして、フロートチャンバーの合わせ面からフロート最上部までの長さを測定します。
基準の設定値はTX650が23mm、XS650SPのBS38が24.5mm、BS34が23mmです。
これより低いと油面は高くなり、オーバーフローの原因となります。
2)の検査方法はフロートチャンバーを外した状態で正位置水平に手で持ちます。
この状態で燃料ホースを取り付け、コックをON(負圧コックの場合はPRI)にします。
当然ガソリンは垂れ流しになりますので、下に受け皿を用意してください。
この状態でゆっくりフロートを持ち上げ、バルブが閉まった位置でガスが止まるか検査します。
この時フロートを強く持ち上げてはいけません。浮力の力だけでバルブを押し上げた程度です。
このわずかな浮力程度で確実にバルブが閉じ、ガソリンの流れを止められるかテストします。
もし不良の場合はフロートバルブとバルブシートをセットで交換してください。
さて3)の場合ですが、解決策はフロートバルブの清掃およびゴミ、異物の根絶です。
多くの場合、タンク内の錆や腐食が原因となっているケースが見受けられます。
この場合はキャブやバルブを清掃しても、またすぐ別のゴミがバルブを詰まらせます。
根本的にタンクの交換や内部コーティングを実施しないと解決しません。
さてさて、どこか思い当たる箇所はございませんでしたか?
アールプロ門倉 |
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