Q: 中低速付近の不調
2013-05-03  質問者:XS-1Bさん
いつも参考にさせてもらっています。
1971年XS-1B所有のものです。
以前より中低速付近(3000?3500RPM)またアクセルを低速から全開にした際エンジンよりカンカンカンとノッキングしたような異音が発生しています。
3000?3500RPM以上上がると異音はなくなります。

点火タイミングはタイミングライトにて適正に調整済、
イグニッションコイルは1年前に純正新品に交換済み

レクチファイア?/レギュレーターは御社の物に1年前に交換済み

と点火系については一通りやってきたつもりです。
原因が分からなく困っております。
ご教示よろしくお願いします。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございました。


以下の5項目が一般的にノッキングの原因であると言われています。
1) 点火時期が早すぎる
2) 圧縮比が高すぎる
3) 燃料のオクタン価が低すぎる
4) 混合気が極端に薄すぎる
5) ギヤ比が高すぎる


1)はOKみたいですね?その他の項目はどうでしょうか?気になる所はありますか?
文面から察すると5)が問題点なのではないかと推測できます!




要するにチェンジアップのタイミングが早すぎる事により、各ギヤで必要な
軸トルクが得られてない状態ではないでしょうか?


画像下段の性能曲線図をご覧ください。
細かすぎて見えないと思いますが、軸トルクのピーク回転数は約6000rpmです。


少なくとも4000rpm以上回さないと、充分な加速が得られない事がこの図から読み取れます。
高いギヤを使用していながら無理やり低速で走り、そこから一気に全開にする走りは、


エンジンに非常に負担がかかります!
各ギヤで4000rpm以上回してから、チェンジアップして行く走りが望ましいと思いますよ!

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