Q: XS-1B  エンジン不調で困ってます。
2013-10-25  質問者:カワグチさん
XS-1B(キャプトンマフラー装着車)ですがエンジン不調でこれといって原因がわからず困っています。
いままでの経緯をご説明します。
元々、チョークにてエンジン始動後アクセルをあけるとバックファイヤーがおこり、まともにスタートできる状態になるまで約3分ぐらいの暖気が必要でした。その後もアイドリングは不安定で時々エンストしたりしていました。発進時(極低速)も一瞬エンジン回転が落ち込み、時にはそのままエンストしてしまう場合もありました。いずれも30分?1時間の走行でよく症状が現れることが多かったです。中?高速は特に問題はないように感じました。

以前の整備内容は
プラグ交換
コンデンサー新品交換
ポイント調整
バッテリー電圧・充電状況点検
キャブは燃調キットでスロージェット・ジェットニードルを中心に数パターンセッティングを試しましたが、元の状態からはかなり濃いセッティング(例えばジェットニードルは1サイズ大きい(細い)でクリップは5段目(一番下)・フロートレベルは標準より約1mmアップ)でようやくバックファイヤーがおこりずらくなる状況にはなるものの、根本的な解決には至りませんでした。

プラグの焼け具合ですが、キャブのセッティングによって多少の変化はありましたが、一番マシ?な状態の時は黒く煤けていました。

最終的に以前からオイル漏れがあったのとキャブレターの燃調では埒が明かないと判断したため、エンジンのオーバーホールをすることにしました。

作業内容・交換部品は
?エンジン腰上・腰下 ガスケット・オイルシール類交換
?プラグ交換
?カムチェーン新品交換
?ガバナースプリング新品交換
?シリンダー ホーニング (内燃機業者に以来)
?シリンダーヘッド  シートカット&バルブ研磨(内燃機業者に以来)
?イグニッションコイル&プラグキャップ新品交換
?バッテリー新品交換
?ポイント新品交換
?クラッチ フリクションディスク&スプリング新品交換
?キャブレターセッティング 標準に戻し

状況からすると、以前のバックファイヤーやアイドリング不調はかなり改善されました。エンジン始動性も良く、アイドリングも以前から比較するとかなり安定しているように思われました。

そこで早速試運転をしてみたのですが、新たな問題が・・・。
エンジン始動後、約20分(10km)ぐらいはアイドリングも安定し調子よかったのですが、その後発進時、エンジン回転がわずかにストールし始め、その後アイドリングで、少し回転が不安定になったかな?と感じた矢先に、突然スポッという感じでエンストしました。その後はキックですぐに再始動できるものの、信号待ちの度に、エンストし、アイドリングも10数秒おきに回転が落ち込むという症状がおこりました。

なんとか帰ってきてプラグの状態を確認したところ焼け具合はやや白い状況でした。そこでキャブレターのセッティング(スロージェット及びメインジェット)
を少し濃いめに交換して、再度試運転をしてみましたが、時間帯が違ったためか、30分近くは調子よく走行できたものの、やはり発進時のわずかなエンジン回転のストールを感じたあと、アイドリングでエンストし始めてしまいました。

帰って、センタースタンドを立ててしばらくアイドリングの様子を見ていたのですが、エンストまではしないものの10?20秒毎にエンジン回転が落ち込むといった状況です。あと右側のマフラーから若干の白煙が確認されたのでそれも気になってます。

使用オイルは以前から使用しているホンダ製 ウルトラG2  10W-40。  もちろん新品に入れ替えています。
長々とすみません。
何かいいアドバイスをいただけないでしょうか?
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


せっかくエンジンを開けたのに、ホーニングだけでごましたんですか!
もったいなかったですね!O/Sピストンに交換すれば、あと10年手付かずで乗れましたよ!


エンジンを開けて、ホーニングだけすると言うことは、
単純にシリンダー:ピストンクリアランスを大きくしただけの行為です!!


あとオイルが良くないですね!10W-40では軟らか過ぎます!
銘柄はともかく、鉱物油の20W-50に交換して下さい。


以上が白煙の原因だと推測しますが、もし白煙が目にしみたり、異臭が伴う場合は、
上記の原因ではなく、何らかの理由でオイルにガソリンが混入した症状だと思われます。


次に走行開始後20?30分でエンジンがストールする症状ですが、
プラグが白いことから、上記のオイル上がりとは別の原因であると推測します。


ずばり!ローター不良の初期症状ではないでしょうか?
とりあえず充電系の徹底検査をお薦めします!!

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