Q: 充電不良 2
2014-01-31  質問者:佐藤650さん
ご回答ありがとうございます!
XSのプロの方に答えてもらえるのは本当に心強いです!
出来る限り、分かる範囲の状態を説明させて頂きます。

年式 1980年式
フルトラモデル
バッテリーも御社指定のセル無しのバッテリーサイズ
(後に点火不良によりボイヤー青箱に交換)

•ショップに配線引き直しをしてもらう前の配線

レギュレーター配線
白•白•白•赤•緑•茶•黒
ステーター
白•白•白•茶•黄•赤•緑•青
純正 カプラー通りに結線


•ショップ配線引き直し後の配線

レギュレーター
•白•白•白•赤•茶•黒
ステーター
•白•白•白•茶•黄•赤•緑•青(変わらず)
カプラーから一本一本ギボシに交換済み。
•白•白•白はステーターとレギュレーターを結線。
•ステーター黄と青は使わず、茶はイグニッション(ヒューズではなく、ブレーカーに換装)に結線、赤はバッテリー電源、ステーター緑とレギュレーター黒は共にボディーアース。

ここで一つ気づいたのは、配線引き直し前のレギュレーター配線の緑が一本無くなって居た事。
ショップに確認したところ、「Rproのレギュレーターが調子悪かったので、中古のSRのレギュレーターを着けた」との事!
その状態で九州ツーリング往復千キロ以上を無事に走り終えたのだから不思議です。
流用可能なんですか??
調子が悪くなったのはその後の事なんですよね‥。

エンジンをかける前のバッテリー電圧は12V。
かけた後の電圧も12V‥
ふかしても電圧は上がらず。
先日も通勤に使用しましたが、行きは難なく職場に辿り着けましたが、帰りはエンジンの掛かりも悪く、途中でエンストしてしまい、会社まで数キロを押して返りました‥
充電されてないのは目に見えて分かります!
ただ、ステーター、ローター、レギュレーター。
どの部品が悪いのかが分かりません‥
ローター、レギュレーターは新品で購入したのに‥
残るはステーターか!
と、なりますが、正直原因も分からないまま闇雲に交換して、また充電されない。
悪循環で更にステーターも新品なのに壊れる、なんて事態になるのが物凄く億劫です(笑)
御社の品質を疑う気は毛頭ありません、きっと、何処かでこちらで非があるのだと思ってます。
XSは本当に大好きなバイクですので、また元気な調子をどうしても取り戻したいのです。
どうかご教授お願いします。
A:お答えします
お問い合わせ、ご連絡ありがとうございました。


XSとSRでは発電機のシステムがまるで違いますので、SRのレギュレターは使えません!
SRのマグネット式発電機は常に発電しっぱなしですから、必要以上の電流は捨てています。 


これに対してXSのフイールドコイル式発電機はバッテリー電圧が下がると、コイルに
電流を通して電磁化し、まわりのステーターコイルで発電を開始します。


そして14V以上に電圧が上がると、電流をストップして電磁化を解除し発電を終了します。
この電流ON-OFF制御するのがレギュレターです。充電の必要がないときは作らない訳です。


同じレギュレターといってもSRとXSでは根本的にまったく違うレギュレターなんですね。
ではなぜ最初使えたのか?これは素人の方が結構やっちゃう方法なんですが・・・・・・


レギュレターを通さないで、コイル(ブラシ)に直接電流を流しちゃうんです!!
そうするとSRと同じように常に発電しっぱなし状態になります!


だからSRのレギュレターが使えちゃうんです。最初のうちはこれでも良いんですが、
そのうちローターやステーターがオーバーワークで加熱し、しまいにはパンクします。


XS本来の場合はレギュレターが電流をON-OFF制御しています。
このOFFの時にローターやステーターを休ませて冷やしているから、耐久性があるんです。


さて、それではどうやって直しましょうか??
今までのようにSRのレギュレター(三相交流マグネット式)を使って直すと寿命数ヶ月です。


純正仕様で直すとしたら、足りない?配線を引き直さなければなりません!
そうとう電気に詳しい業者さんでないと、XSの発電システムは理解できないでしょう。


そんな訳で一番お薦めの修理方法はこちらです↓


【マグネット式高性能200ワット発電機】 \64,510


これを使えば、引き直した現状の配線のままで使用可能です!!
コスト的には一番安く上がると思いますよ!!耐久性、信頼性も充分です!!

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