Q: 点火系のチェックについて
2014-05-16  質問者:素人な後藤さん
 いつもいつもお世話になっております。
 
 「矢火、バックファイヤー、アフターファイヤーは出ていませんか?」との事ですが、バックファイヤーとアフターファイヤーについては全く出ていません。※矢火とはどういう症状でしょうか?

 充電系についてのチェック方法は当ホームページの「メンテナンス」で詳細なチェック方法が記載されていますのでコレに従ってチェックしていこうと思うのですが、点火系のチェック方法が...お手数ですが点火系のチェック方法をご指導願えないでしょうか?又、点火系を一新する場合は何を交換すればいいのでしょうか?※妥協はせず、パーフェクトな状態にしたいと思っています。

 ポイントカバーからのオイル漏れを治す場合は点火時期の調整や専門工具、計測機器等を使用する様な作業も含まれてくるのでしょうか?※「ポイントハウジングオイル漏れ補修kit」は近日中に必ず購入しますので宜しくお願い致します。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございました。


後藤さんの車両は'80年以降のXS650SPでしたよね!
それではポイントハウジング内が空のうちにオイル漏れを直しちゃいましょう!


1) ハウジングのメッキカバーを外します。
2) 中のビス3個を外します。
3) ハウジングをプラハンで叩いてヘッドから外します。
4) 取り外したハウジングからオーリングとオイルシールを外します。
5) ハウジングとヘッドに残ったガスケットをきれいに剥がします。 
6) オイルシールの内側、外側、中側にグリースを塗ります。
7) ハウジングに新しいオイルシールを挿入します。
8) ハウジングに液状ガスケットを塗って新しいガスケットを貼り付けます。
9) その上から新しいオーリングを挿入します。
10) ヘッド側にも液状ガスケットを薄く塗布します。
11)ハウジングをヘッドに取り付け、ビス3個で固定します。


作業前にポイントハウジングオイル漏れ補修キット、腰上オーリングセット、
液状ガスケットをご用意ください。


さて次に点火系の点検ですが、とりあえずご用意頂くのは、新品プラグとタイミングライトです。
タイミングライトで点火時期の狂いを点検し、新品プラグで火花の強さを点検します。


火花の強さは、毎度おなじみの火花チェックで確認します。
画像の状態でコードとプラグを5mm以上離しても強い火花が飛べばOKです。



点検後のご判断ですが、点火系も充電系も30年以上経過した骨董級の電装品です。
点火系はMIKES-XSフルトラキット、充電系はマグネット式発電機の導入をお薦めします。


いつ壊れるかわからない電装品を使い続けるより、最新の電装品で心配なくお乗り下さい。

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