Q: XS650E充電系トラブルについて
2014-09-17  質問者:yyさん
いろいろと購入させていただいており、大変助かっております。
今回初めて質問させていただきます。

現在、XS650E(昭和46年)の充電不良の原因を追究しておりまして、暗礁に乗り上げております。

状況説明:
バイクに新品の普通バッテリー(MFでない)を接続し、このときバッテリー端子間12.6V。エンジンスタートのためメインスイッチをONにすると12.0Vまで電圧が降下。(無負荷状態)
エンジンをスタートさせると、2000rpmまでは約12.0V、3500rpmで約12.5V位と電圧がじょじょに上昇(約0.5V)します。ただしそれ以上エンジン回転を上げても12.5V以上にはなりません。MAX12.5Vで、14.5V位欲しいところですが、完全に電圧不足です。

次にレクチファイア(シリコン整流器)をはずした状態でジェネレータから出力されるAC電圧測定では、三相ともアイドリングでAC11V前後、3500rpmでAC30V前後です。

次にレクチファイアを接続した時、レクチファイア出力端子すぐのDC電圧は、3500rpmで13.0V、同時にバッテリー側では前記載の12.5Vです。

レクチファイアの短絡や断線等は整備マニュアルのチェック項目では問題なしです。

ちなみに機械式レギュレータは、最大の発電効果を期待して、調整ねじを最大に締め込んだ状態です。(ですが、ねじの調整には発生電圧の変化が見られません)

ローターコイルの外側と内側のレール間の抵抗値は、ブラシを取り付けた状態で測定して1.1-1.7Ωです。(ローターコイルの熱の具合で抵抗値が若干変わるようです )

各充電系機器は老朽化しており、それぞれ問題はあるかとは思いますが、とにかく3500rpm以上ではジェネレータから三相ともAC約30Vが安定して電圧発生しているのに、最終的にこの時のバッテリー端子間電圧がなぜMAX12.5Vしかないのかが疑問です。
(AC25V以上あるとOKなのですよね?)

お忙しいところ大変恐縮ではございますが、ぜひご教示をよろしくお願い致します。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございました。


これはすでに答えが出ていますね!
ローターコイルの抵抗値は5Ωでなければいけません!!以下でも以上でもダメなんです!


何度も申しますが、ローターコイルは電磁石です!
この電磁石の磁力が弱くなると、ステーターコイルから発生する電力も弱くなります!


ご存知の通り電力とは電圧x電流ですね!
AC電圧がかなり上がっても整流した電圧が上がらない場合は、電流が少ないと判断できます。


ローターコイルの巻き替えをご検討下さい。


追伸;ローターコイルの抵抗値測定はブラシを外した状態で測定します。
もし正しい測定方法で違う数値が出た場合は、改めてお問い合わせ下さい。

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